ほうほう堂×チェルフィッチュ『耳かき』

ほうほう堂

「the Ground-breaking 2007」 ほうほう堂×チェルフィッチュ『耳かき』@STスポット。
んーなんだか良い。というか語る言葉を見つけられないままそこはずっと悶々とし続けてるんだけど、なんだろうこの何か横滑りしつづけて捉えようのない感覚は。ほうほう堂の身体は普通だし岡田利規のテキストはといえばかなり掴みどころがなく、その二者が大したリズムも持たずに進行するのだけど、岡田のテキストと出会った時のほうほう堂の身体が獲得するあの透明感というかニュートラルさというか、まあよくわからないんだけどでもミニマリズムの中にフォルマリズム*1を微細に捕らえ散りばめたようなあの繊細な空気は好きでした。あと岡田利規のあの空間使いというか、空間に漂う見る人の意識の操り方は徹底しすぎてて凄いんだけどちょっと恐いくらいだなあとか。
写真はネットから適当に持ってきてしまったけど、これとは随分雰囲気の違う舞台。STスポットはかなり小さなハコだけれどほんとにあれくらいの空間でしか出来ない舞台だった。
で昨日出た岡田利規の小説集を買うことにした。でもまだ買ってない。ABCのサイン会も、行かない。

わたしたちに許された特別な時間の終わり

わたしたちに許された特別な時間の終わり

*1:ていう言葉が正しいのか。というか正しくないんだけど舞台の世界の言葉が分からないのでもうフィーリング。