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ミクニヤナイハラプロジェクト「前向き!タイモン」

昼、ミクニヤナイハラプロジェクト「前向き!タイモン」@伊丹アイホール。観るのは2度目で、1度目は2年前の2011年秋にKYOTO EXPERIENCEの一環での公演だったかと。今回の舞台もその前回とほぼ同じ内容、同じ3人の演者、同じ舞台装置だったと思う。 矢内…

dracom『たんじょうかい』

17日土曜日、dracom Gala公演『たんじょうかい』5月17〜19日@心斎橋ウイングフィールド。GALA公演ということで、大阪の劇作家の戯曲3本をdracom筒井潤演出により上演する。僕自身、dracomの舞台を観るのが初めてな上に他作家の戯曲を上演するということに…

関西演劇界では、というか、日本の現代演劇界における関西エリアといえばdracomというのは、それが唯一か他と並列かは置けば、多分そんなに間違ってないんだと思う。とはいえ、今まで観たことなかった。というわけで今週末。 dracom Gala公演『たんじょうか…

シティボーイズミックス

土曜日、シティボーイズミックス PRESENTS『西瓜割の棒、あなたたちの春に、桜の下ではじめる準備を』@梅田芸術劇場シアタードラマシティ。シティボーズに加え、いとうせいこうや中村有志が加わり宮沢章夫が演出するという、あの「ラジカル・ガジベリビンバ…

シティボーイズミックス PRESENTS 『西瓜割の棒、あなたたちの春に、桜の下ではじめる準備を』@梅田芸術劇場シティボーイズにいとうせいこうや中村有志らが加わり、宮沢章夫が演出する舞台公演。宮沢章夫とこのメンバーてことになると、あのパフォーマンス…

朝、雨が降り出して、夕方には徐々にみぞれへと変わりそしてそれが一気に雪へと結晶していった日。タイミングの巡り合わせで、その移ろいの全てを透明なビニ傘の下で見守っていた。7日日曜日に横浜美術館で見たチェルフィッチュの『わたしたちは無傷な別人で…

OM-2『作品No.7』

13日土曜日、OM-2『作品No.7』@日暮里サニーホール。OM-2を観るのは4度目。見ること、読むこと、理解することを退け、どこまでも死に迫っていくその直前で踏みとどまり、“生”と“死”の狭間の極限で矛盾を抱えながらも存在の自由へと至ろうとするOM-2だけれど…

観たいメモ

OM-2チケット取った。楽しみ。 遊園地再生事業団ラボ リーディング公園001 『バルコニーの情景』2月13日@ドイツ文化センター・イベントホール。遊園地再生事業団の新たな試みである“ラボ”。ま、行けないけどさ。 BATIK トライアル vol.82月25〜26日@森下ス…

康本雅子

06年にWOWOWの番組「HAPPY DANCE〜今、日本のダンスがカワイイ!」のために撮り下ろされた康本雅子による『茶番ですよ:前田邸70周年記念バージョン』。曲は椎名林檎の「ポルターガイスト」。生で康本雅子の踊りを観るのとはまた異なる要素を感じさせる、凄…

TAICHI KIKAKU

12日に観た舞台TAICHI KIKAKU『眠る夢〜 Dreaming Dream WALTZ〜』についてちょっとだけ。死と生とさらにその生の在り様についての舞台だった。TAICHI KIKAKUがこれまで海外で行ってきたパフォーマンスの映像を絡めて、とある“終わり=死”を演出する冒頭を起…

世界を変えるべきではなかった?

12日、吾妻橋ダンスクロッシング@アサヒアートスクエア。吾妻橋〜も過去何回か観ているけれど、もうダンスというよりパフォーマンス全般のイベントになっていた。ダンスを超えて“身体”を観るイベント。それももちろん“動き”ではなく、声や佇まいまで含めた“…

劇団、本谷有希子

ちょっとだけこないだの「劇団、本谷有希子」について書く。あれはちょっとずつ人と人の関係性が崩れている世界の物語。 例えば、夫に逃げられ、次いでそのオルタナティブであった息子に逃げられ、結局は夫の好きだった鳥を偏執的に愛する老婆。例えば、自己…

劇団、本谷有希子 第14回公演『来来来来来』

今日、劇団、本谷有希子 第14回公演『来来来来来』@本多劇場。開演ギリギリに駆け込んでどうにか観る。過去公演を観た上で語れることは多いだろうけれど、初見の僕のざっくりとした感想としては一言。面白かった。ストーリーや構成の意外性のようなものは僕…

true/本当のこと

8日土曜日、ダムタイプ藤本隆行ディレクションによるハイブリッド・パフォーマンス『true/本当のこと』@シアタートラム。ヒトの知覚/感覚に疑問を投げかけ、世界とのより自覚的な関わりを促すパフォーマンス。というその問題意識と目的は凄く真っ当でそこに…

ミクニヤナイハラプロジェクト『五人姉妹』@吉祥寺シアター

27日、ミクニヤナイハラプロジェクト『五人姉妹』@吉祥寺シアター。とある家のなかで、母(&父)のいない5人の姉妹と1人の執事がいつも通りの一日を無碍に過ごす、そういう物語。と書いてみて、もっと何か起伏はなかったかと思い返してみれば、舞台上には…

アオイロ劇場

久々の舞台。ASA-CHANG&巡礼『JUNRAY DANCE CHANG 〜アオイロ劇場』@世田谷パブリックシアター。直前になって康本雅子が出演することになったことを知り、急遽チケットを確保したもの。とにかく出演者が豪華だったのだけど、しかし総合的な演出の流れから完…

OM-2『作品No.6 − LIVING Ⅱ−』

今日、OM-2『作品No.6 − LIVING Ⅱ−』]@日暮里d-倉庫。毎回難解で破壊的な表現を見せるOM-2。僕が観るのは今回で3回目。蝋燭に火を灯し、それが載せられた皿ごと床に落とし倒れこむ女や、上手く言葉を発せられず男女の行為になだれ込み、半ばで諦めるように…

「踊りに行くぜ!!vol.9」SPECIAL IN TOKYO

昨日7日土曜日、「踊りに行くぜ!!vol.9」SPECIAL IN TOKYO@吉祥寺シアター。出演するのは5組で、例年ならばその中には康本雅子がいるんだけど、今はしばらくお休み中だから不参加。とはいえ、それに関わらず面白かった。 鈴木ユキオ[金魚] x 辺見康孝『L…

手塚夏子『プライベート トレース 2009』

28日土曜日、手塚夏子『プライベート トレース 2009』@門仲天井ホール。 当初、立ち尽くす手塚夏子。たどたどしく、その身体の各部の状況を語りだす。例えば「首の裏の、左側が、・・・ちょっと、硬い。。」であったり、「背中・・・。腰の裏の、・・・左側の筋肉、…

中野成樹+フランケンズ本公演『44マクベス』

21日、中野成樹+フランケンズ本公演『44マクベス』@日暮里 d-倉庫。文語と口語が入り混じる様に象徴される若干首を傾げたくなる舞台。役者のリアルな身体に寄り添う現代的身体性と、あからさまに演出された誇大な抑圧的身体性が、それぞれの役者から出た…

カンパニー マリー・シュイナール『オルフェウス&エウリディケ』

もう2週間以上前の8日、カンパニー マリー・シュイナール『オルフェウス&エウリディケ』@THEATRE 1010。なんだろうなあ、(身体)言語を僕が未習熟なためか、神話を理解していないからか、良く分からなかった。楽しげな、とでも形容したくなる性的表現や衣…

HARAJUKU PERFORMANCE +(PLUS) 2008

もう昨年の話だけれど、12月21日のHARAJUKU PERFORMANCE +(PLUS)で見た6組のアーティストはそのどれもが素晴らしかった。 宇治野宗輝 & The Rotatorsは相変わらずのガチャガチャとした宅録ノイズ的な音で、しかし温和で手作り感溢れる雰囲気はいつも通り微…

金魚(鈴木ユキオ)『言葉の先』

13日昼、金魚(鈴木ユキオ)『言葉の先』@アサヒ・アートスクエア。金魚の単独公演は2006年にこまばアゴラで見て以来2度目。横長のアサヒアートスクエアの空間を長辺で2分した片側が舞台となるが、段差は設けられず観客と地続きの空間で鈴木ユキオらが踊る…

nibroll『Small Island』

昼、ZAIMでnibrollの展示&パフォーマンス『Small Island』を観た。これ、書けそうになったら後で書く。

『友達』@シアタートラム

15日日曜日に観た舞台、作:安部公房 ・演出:岡田利規による『友達』@シアタートラム。岡田利規はそのブログでも、またパンフレットでもこれは「暴力についての物語」と語っていて、それはちょっとだけ言葉を足せば、“疎外という暴力についての物語”という…

MOKK PROJECT - project02『ましろ』

MOKK PROJECTによる今年4月の神楽坂赤城神社の境内でのパフォーマンス。むん、面白そう。場所と時間を選び、それを実践するところが良いのだと思う。PCのブックマークをおさらいしていたら入っていたのだけど、いつブクマしたのだか全く覚えてない。4月って…

既に色々なところで取り上げられているけど、康本雅子を映像に起用したKYOTEIZINC (video mix)のPV(?)を此処でも。 KYOTEIZINC (video mix) 康本雅子のあの特徴的な動きの速度への自在な加工とカットアップ&リミックスで組み上げられた映像は、良くも悪…

帰りに駅を出ると、裏返って壊れたビニール傘が3本、道路脇に転がっている。今朝家を出て2分とたたないうちに、僕の差していたビニ傘も強風に煽られ裏返ったと思った瞬間その骨組みは痙攣して折れ、さらにビニールの幕を手放したどうにも情けない存在になっ…

OM-2『作品No.5』@神楽坂die platze

行けた行けた、OM-2『作品No.5』。半端な雨の中赤城神社の脇を下りdie platzeへ。 会場は段状の客席以外にも壁に沿って椅子が並べられ外周を形作る。それらに囲まれた中央、またも*1巨大なポリ袋が内部に倒れる女を起点に直立している。やがてそのポリ袋ごと…

ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団『フルムーン』

ドイツから帰ってきたばかりの友人から急遽チケット余ったからと誘われ、尻尾を振るようにして乗っかった。『パレルモ、パレルモ』は当然のように観れなかったからホントありがたい。ピナ・バウシュ自体初見だったから上手く語れないってのが正直なところだ…