内海聖史「三千世界」

内海聖史『色彩に入る』展@資生堂ギャラリー。最終日にどうにか行ってきた。銀座資生堂の地下ギャラリー空間(ヴォイド)を大きなキューブとみなし、一組の向き合う壁を選んでそのそれぞれに対照的な作品を展示するというもので、つまり展示に用いられる壁は2面のみということになる。それは、一方に4×9mの巨大な絵が掲げられ他方には5×5cmの小片が何個となく(グリッド状に)並べられるというもの。その全てに、微妙に色合いを変化させるドットが描かれている。部分でしかないような小片の集合と巨大な一枚画の対比、描かれる内容は同じだがそのスケールが異なる(一枚画のほうが圧倒的にドットが大きい)対比、そこに在るEVなどのマスを無いことにして作り上げるキューブの壁面同士の対比が面白い。
感想等まだ考えられないからメモとしてこれだけ残しとく。