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大竹伸朗『焼憶』展

25、26日と愛知/名古屋へ。目的は常滑での大竹伸朗『焼憶』展@INAXライブミュージアム。2月からやっている展示だけれども終わりも近づいた中で、巡回もないだろうしてことで観に行ったもの。大竹伸朗大好きなんだよね。INAXライブミュージアム自体は常設…

ベーコン他。

ベーコンをいつから好きだったのかはちゃんと覚えていないけれど、美術雑誌だったか、もしくは教科書に載っていたのであればそこで観た画に何かしらの共感を抱いたのが初めてだったか。その後、学生時代の終わり頃友人達と廻った欧州建築旅行の際に、2日間…

フランシス・ベーコン展@国立近代美術館

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GW前半。出張を絡めて東京へ。フランシス・ベーコン展@東京国立近代美術館へ。 展示されているのは、フランシス・ベーコン自身が一定のクオリティを認めたという1940年代中盤以降の作品。中でも印象に残るのは、やはり抽象空間の中で座り/横になり/叫び/…

狩野山楽・山雪展@京都国立博物館

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京都国立博物館での特別展覧会『狩野山楽・山雪』展へ。京都国立博物館て今まで行ったことなかったんだけど三十三間堂のすぐ向かいだったから、もっと早く向かって両方観とけば良かったと着いて思ったりした。 狩野山楽・山雪は狩野永徳の弟子筋であり、桃山…

ART OSAKA 2011

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大阪駅前のグランヴェルホテル26階ワンフロアを占有して開催されているアートフェア「ART OSAKA 2011」。大阪に来た去年は実は存在すら気付いていなかったけど、今年は行くことが出来た。 で、率直な印象から言うと、“絵”だな、と。オブジェ/彫刻や映像作品…

『On a Knife Edge』@京都芸術センター

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こないだの日曜に京都芸術センターで観た「On a Knife Edge」について。具体的には、そこでのHyon Gyon(ヒョン ギョン)の展示について。ヒョン ギョンの展示は、作品を構成するメインは絵画となっていて、ついで布が絵画に張り込まれていたり、インスタレ…

レゾナンス

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先々週くらいだったか、『RESONANCE/共鳴』展@サントリーミュージアム天保山。大阪に来てからようやく行けたアート展。様々な作家の作品を集めたオムニバス形式の展覧会。 アートと鑑賞者のあくまでも個人的なレゾナンス(共鳴)を喚起し、展覧会全体を通し…

朝、雨が降り出して、夕方には徐々にみぞれへと変わりそしてそれが一気に雪へと結晶していった日。タイミングの巡り合わせで、その移ろいの全てを透明なビニ傘の下で見守っていた。7日日曜日に横浜美術館で見たチェルフィッチュの『わたしたちは無傷な別人で…

AMKK-cramped punk gallery

AMKK(東信花樹研究所)内の一角で今年の1月末から「cramped punk gallery」なる小ギャラリーがオープンしている。まだ行けていなくというのに、既にもうvol.4が始まっているっていう展開の速さに驚く。出来れば全部観たいなんてのはもう到底無理だなあ。早…

Marije Vogelzang

オランダのイーティングデザイナー、マライエ・フォーゲルサングと言えば、一昨年08年のAXIS GALLERYでの展示が記憶に新しい。その後発売された、それまでの彼女の活動をまとめた本『EAT LOVE』も話題を集め、今世界で最も注目される一人になっている。 ・・・…

最近メモ

最近、と言ってもここ2ヶ月くらいのなかで、記録しておきたいことをちょっと。 ヴェルナー・パントン(Verner Panton)展@オペラシティアートギャラリーとても楽しい展示だった。個の存在感をさらなる存在感で上書きし続けるような空間構成が印象に残る。空…

ARCHITECT/2.0

日曜日に本谷有希子を観た後、そのまま表参道まで出て『ARCHITECT/2.0』を観てたんだった。その副題は「WEB世代の建築進化論」となっているのだけど、正直その言葉に大した意味が内在しているとは思えない、というのはそこに“WEBが普及している社会と同時代…

art

ピカソによるライトドローイング。えとつまり、光の軌跡を写真に収めることで出来上がったドローイング。『LIFE』誌のアーカイブ。メモしたのはいつだったか、もう忘れるくらい前だけれど、しかしどの写真も凄く格好良いよ。 Picasso: Drawing With Light

ART-TECTURE?

『ARCHITECT TOKYO 2009』 恐らくアート系の人よりも建築好きな人の間で話題になってるだろう展覧会。表参道のGYREを共通会場として、さらに6つのギャラリーが個別展示会場として参加する合同展『ARCHITECT TOKYO 2009』。その6つのギャラリーとは「青山|目…

1ヶ月の労働時間の内訳が、通常<残業てなって、さらに通常≪残業てなってくると結構もう何も出来なくなる。体調は問題ないけれど、時間はなし崩し的に過ぎていく。一応は今日一段落したけど、その客先に向かう直前次の仕事のオリエンを受け、客先から戻った…

椿会展/矢萩喜從郎

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土曜日、資生堂ギャラリーへ。『椿会展』。伊庭靖子、丸山直文、祐成政徳、塩田千春らの展示。伊庭靖子の画が良かった。塩田千春はここでも糸が空間を埋め尽くすインスタレーションを展開。綺麗なんだけど、排他的というか完結的というか、そんな印象が常に…

東信『Distortion × Flowers』

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また代休でフラフラしていた月曜。ちょっとした買い物のために向かった表参道で、まずはZakkaでいろんな器に触れてほっこりした後、GYRE3階のEYE OF GYREで東信の個展『Distortion × Flowers』展を観る。AMPGを閉じた後の東京での初個展。エフェクターと花と…

ジム・ランビー/池田亮二

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5月に入ってから、合間をぬって観た展示2つ。ジム・ランビー『アンノウン・プレジャー』展(Jim Lambie/Unknown Pleasures)@原美術館と、池田亮二『+/− [the infinite between 0 and 1] 』展@東京都現代美術館。 まずはジム・ランビー展、「Strokes」…

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もう観てから随分経ったけど、4月25日の土曜日に清澄白河のTOMIO KOYAMA GALLERYにてジェラティン(gelitin)による石庭のインスタレーションを観る。龍安寺の石庭のような庭と石の景色がそこには用意されているのだけど、その“石”にあたるものが、生の人体…

pallalink

色々歯車が噛み合わない仕事は、どこもかしこも空回っている。今日はとにかく風が強くて、背後から吹くその風にもたれて寝てしまおうかと思った。 昨日のエントリに書いた『EAT LOVE』や流線形だけじゃなく、この土日にはpallalinkのpallaさんの「PALLALINK …

AMPG

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13日から始まっている清澄白河のAMPGでの24回目(最終回)の展示を観る。「rolling」と題されたその展示では、いつもよりも小さく作られた空間の中で小さな松がグルグル回っていた。遠目に観れば力強い松のシルエットを見せるそれは、ある程度近づいて眺める…

Jakob Hunosøe

この写真好き。 デンマークのアーティストJakob Hunosøeという人の写真。ネットで観て知っただけで詳しいことは何一つ知らないけれど、例えば、日常の細部と、それを過度にデフォルメして物語化・美化する視点て言うのかな。 Jakob Hunosøe

人も店も相俟って、それなりに美味しいご飯を食べたここ3日。木曜からいろいろ。 木曜、差し迫る新たな仕事をよそに、友人とご飯。彼女は来年には結婚するとのことで、周りにもそういった人が増える歳になってきたことを密かに実感する。式に呼ぶよ!とは言…

AMPG

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25日日曜日、AMPG Number22『hand vase』。握られた手や開かれた手、F○ckな表現の手(の模型)に花が活けられている。花と手の関わりが、無作為な関係性が刹那的に現れるしかないっていうふうに、最終形に持ち込まれるまでのあくまでも“過程”の関係しか持た…

TOKYO CONTEMPORARY ART FAIR 2008

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見本市の二日間。昨日、土曜日はTCAF(TOKYO CONTEMPORARY ART FAIR 2008)@東美アートフォーラムへ。東京・名古屋・大阪・韓国から集められた40以上のギャラリー(と企業)による現代アートの見本市。規模はあまり大きくないけれど、恐らくART@AGNESやアー…

ぬるりと続く日々に久々の鋭さを与える瞬間を取り逃すまいと向かう六本木。日曜昼、AXIS GALLERYでの『eating + design デザインにできること2』展でマライエ・フォーゲルサングの展示を観る。例えば“色”や“思い出”などの心理的側面から、木の実を摘むように…

そんなもんさ

着いてまず向かった所の程近くにあった、ARTCUBE SHOP pievoで手ぬぐいノートを購入。滞在の足場へ向かうも一通り迷い、ようやく着いてちょっと一息ついてから再び外出。 ギャラリーマロニエ3Fの黒宮亮介『いきとしいけるもの』展と、4Fの高見晴恵『Water …

ここ1年くらいのデジカメない状態ももういいかなと、RICOH GX200を買った。最初はGRD2のつもりだったけど、やっぱりGR DIGITALは副機としてそのうちね(そんな時期来ないな多分)。あまりの雨に若干買い物気分を削がれつつも、秋葉のヨドバシで、ポイントた…

いつもこうして1日遅れで書かれるdiaryには、僕の時間感覚が素直に表れているよ。過去は他者で、それが楽だ。なんていう言葉遊び。 昨日、正午にシャワーを浴び、荷物を2つ受け取ってからしばらくザッピングの連環に陥りつつ、どうにか断ち切って外出。清澄…

AMPG to 現美

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1日、年度初めを敢えて無視するかのように代休を取る。というか、次の仕事に追われないためにはそれしかなかったんだ。向かうは清澄白河。ギャラリービルは行けなかったけれど、AMPGと現美へ。AMPGの展示はもう13回目を迎えていて、僕は今回と第4回の展示し…