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GW最終日に降るどうにも気だるい雨の中を渋谷へ。向かう車中では既に以前読んでいたことすら忘れていた本を再読。読み始めてしばらくしても読んだことがあることすら思い出せなかったけれどやはり2度目だからかやけに頭に入る。それは、アメリカナイゼーションはただ批判すべきものではなくて日本は逆にそれを利用することで国内的にも発展した複雑な経緯があることを認識すべきだとかそんな話。
渋谷に着き、スペイン坂を上りきった所に待つ受付でチケットを買う。ロフトでペンやノートやらを買ってユニオン→レコファンでレコード見たりして開場を待つ。19:45開場、19:55スタート。若木信吾初監督作品『星影のワルツ』@ライズエックス。
99年に発売された写真集『Takuji』に写る若木信吾の祖父若木琢次を回想のように描いてフィクションに昇華させたのか。時折挟み込まれるドキュメンタリーのような時間が技巧的に感じられるけど、同時に若木信吾が居た環境を(極端に言えば若木の人間性の一側面を)如実に物語っていて、なんだかとても納得する。すぐに忘れてしまう映画かもしれないけど、『Takuji』が好きな人は観ておいて損はない。当たり前だけど。
http://www.hoshikage.jp/
- 作者: 若木信吾
- 出版社/メーカー: 光琳社出版
- 発売日: 1999/04
- メディア: 大型本
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