ゴリ

新宿の飲み屋で2杯だけビール。その後丁度新宿にいた同期と合流し、彼らのデザートを貰いながらまた1杯ビール。帰りの乗り換えが噛み合わず15分程電車を待つ間、霞のような思考を弄ぶ虚の時を過ごす。新宿からの道程大瀧詠一を聴いていたのだけど、聴きながらいつも思うのはその曲のキリンジとの近さ*1。『雨のウェンズデイ』なんてほんとキリンジがカバーすれば良いのに。
コンビニで黒ビールと煙草を買って帰宅。大学構内を歩くあいだすれ違ういろいろな人――やけに大振りに手を振り歩く人、ベンチに微妙に向かい合い座る二人、階段の中程から見上げれば大きいけれどすれ違ってみれば小さな眼鏡、立ち止まりそのさした傘を傾けて空を見上げる青年、ピロティで一人読書する人、行き過ぎるチャリの女性を見送る警備員、等々――を思い浮かべながら薄れる記憶を実感してみる。思い出はどうにもモノクロームで。
と、あえて気分をセンチメンタルに持ち上げる。

*1:具体的にここがと説明できないのが歯痒いけどとりあえず