恵比寿でモツ焼きをいただき、その後歌謡曲の流れるバーへ。モツ焼きが美味くて、その店では僕と同じく今日本酒ブームが訪れているらしい先輩とともに日本酒を飲む。加賀上水と大山。モツは病み上がりにはまあ、良いんじゃないか。知らないけど。
その後のバーでは井上揚水「傘がない」と大瀧詠一「さらばシベリア鉄道」をリクエストしてこれはちょっと暗すぎたと反省し、「風をあつめて」を最後にリクエストして心を和ませる。帰宅するタクシーの運転手が日本各地(聞いたのは広島と東京)で瘋癲(フーテン)をやっていたと聞き、深くは追求できなかったもののまだそんな職業があったかと驚く。リアルにふと現れる世のノイズに接するのはほんと面白い。もっとその生活像を聞き出すべきだったけれど、道が全然分かっていないのに悪びれないその適当さに和んでいてなんだかそれどころじゃなかったんだ。