『HELLO, WORLD!』or『AnswerFactory』

softbankが2008.04.07にローンチした『HELLO, WORLD!』と、

docomoが2008.05.10にローンチした『AnswerFactory』

結局、どっちもやってることは一緒で、色々サービスや機能、機種がありますよと伝えるためのサイトになっている。ただその見せ方(=立ち位置)が全く違っていて、softbankは多様(雑多)な情報をそのままいかに気持ちよく受け入れて貰えるかっていう見せ方になってるのに対し、docomoはあたかも一つの統合的な視点からそれぞれが派生していった結果の多様性であると見せようとしている。それぞれ見てもらえれば分かるけど、どちらが嫌味なく受け取れるかといったら、間違いなく前者softbankの『HELLO, WORLD!』だろう。ケータイって多分、機種は各社が自由に作っていて、サービスは恐らくそのほとんどがボトムアップで生まれてくる。そしてそんなことは、みんななんとなくとはいえ分かっている。統合的な視点があったかのように見せたくなるその気持ちはとても良く分かるけれど、それがユーザーに納得感を伴って受け入れられるかはまた別の問題。発信する側の“想い”を伝えようとするなら、もっと現実の受け手(ユーザー)の実際に擦り寄らないと駄目なんだろう。だから多様(雑多)性をそのまま肯定してみせるsoftbankのほうが正直に思えるし、受け手(ユーザー)の実際に近い。「色んな特徴がある、でもその全部を知らなくて良い、好きなところだけ好きになってくれれば良いよ」ってな、そんな気分が伝わってくる。
多分アクセス数はCM等の効果でdocomoサイトのほうが多いのだろうけど、ちょっと強引すぎてもったいないなという印象。
そういえば、docomoのCMはやけに男性的な作り(男性向け)だなと思っていたのもあって、そういうところにも異和感を感じてしまう。
んーiPhone欲しい。