髪を切って3人分。

20080831

2、3人分切るんじゃないかなって言ってたら、床を掃く人に「3人分くらいありますね」とホントに言われた。もちろん直前に語った僕の言葉を返してのことだけど、改めて聴いてちょっと驚く。ほら軽くなった、と言われれば軽くなったように感じる頭を抱えて、Book1stへ。レム『宇宙創世記ロボットの旅』と岩明均『骨の音』を買って帰宅。
『骨の音』には、何かのきっかけで切り離された意思や感情を再び手にするような短編が多く収められている。例えば昨日のエントリに書いた浅野いにお作品における社会への諦念のようなものはここには存在せず、あるとすればそれはあくまでも個の体験に起因する諦念として描かれている。
なんて、結びつけるのも強引かもしれないけれど、そこに時代性があるのは明らかだろう。
写真はこないだ連れてってもらった神楽坂の店を、なんとなく。縦横比は3:2。

宇宙創世記ロボットの旅 (ハヤカワ文庫 SF 203)

宇宙創世記ロボットの旅 (ハヤカワ文庫 SF 203)

新装版 骨の音 (KCデラックス)

新装版 骨の音 (KCデラックス)