今宵は灰緑の空。コンビニで買った不味いパンを頬張りながらpsdをepsに。圧縮して送信、発注。
最近は帰りの電車で小林秀雄を読み、部屋でカズオイシグロを読んでる。けどなんだか一向に読み進まない。特にカズオイシグロ。あるフレームを埋めていくその作業が全体から細部へ、そのスケールが微細になるほど慎重に、立ち止まり振り返っては全体との濃度のバランスのその均衡を極度に意識するかのような神経質とも思える一人称の語りは緊張と不安を煽るのか冷静に読めない。『日の名残り』を読んでいる時もそうだった。
カズオイシグロの本は、異なる訳者による和訳がもし出たら義務的に買ってしまうだろうな。これは面白いってことなんだろか。