今朝は長編のが良いなんて言っていたけど。

昨日のイベントは色々不満が残って、それは単にそれらを跳ねのけるだけの社会性がまだ僕にはないっていうことなんだけどもその事実含め色々浮かぶネガティブ要素の支配下、今日は家で悶々としていた。かといって、ベッドの端に座り壁に向かい無言で上向き加減の遠い目を一日中、なんて集中力もないから結局読書。イーガンの短編集『しあわせの理由』を読み終える。面白い。特にラストの表題作「しあわせの理由」が良い。主人公の“ぼく(マーク)”に共感する、なんて言ったら大袈裟だけどさ、感覚/感情が偶然に支配され続けることに幻滅する時は誰しも少なからずあることだよね、と思いたい。

しあわせの理由 (ハヤカワ文庫SF)

しあわせの理由 (ハヤカワ文庫SF)