銀座松屋ファサードが今、ヴィトンのあのカラフルなモノグラムで覆われている。それも適度に嫌味なく為されていて、しかし松屋全体が巨大なヴィトンバッグと化している様は、凄く愛らしい。僕が中央通りを歩いていた夕刻ではあまり目立たず気付く人も少ないようだったけれど、それでも気付いた人たちは立ち止まりケータイでパシャパシャと撮影。僕もちょっと撮ろうかと思っってしまったけれど、もはや時代モノの僕のケータイはそのカメラにしてもあまりに無力で、結局迷うまでもなく銀座駅に降りていく。