カンパニー マリー・シュイナール『オルフェウス&エウリディケ』

Compagnie Marie Chouinard

もう2週間以上前の8日、カンパニー マリー・シュイナール『オルフェウス&エウリディケ』@THEATRE 1010。
なんだろうなあ、(身体)言語を僕が未習熟なためか、神話を理解していないからか、良く分からなかった。楽しげな、とでも形容したくなる性的表現や衣装は「そうかい」くらいにしか思わず、男女のペアやさらに混成した踊り(?)もポップに思えた。演出のダイナミズムが終始掴めないまま、各場面場面での印象だけが散在して残され、それらが連続して現前するっていう実感を得られないまま終わってしまった。分かりづらい例えだけど、各所でいろんなパフォーマンスが行われる休日の代々木公園外のイベント広場を通り過ぎたような、そんな印象の舞台。軽かったな、なんだか。
とはいえまったく嫌味なく受け入れられた分からなさだったから、次回来日したときもまた観たいと思える舞台だった。
ところで、終演後その性的表現故に通報した人がいたってホントだろうか。あんまり想像出来ない。