客先で結構深刻な局面を迎えるも、それを直視できていない担当をどう覚醒させるか、ていうのが難しい。恐らく、(運良く)懐に入ってきた相手を繋ぎとめるのが得意だろう彼も、その間合いの外から発せられる威嚇に対処する術を知らなくて、そうして泳がせているその視線はどこかの思考へと向かっているのか、それとも単なる拒絶の無意識な表現なのか、傍観したいけれど不安で無理。彼の熟年の経験を信じたい気にもなるけれど、そうしてもいられない状況でやるべきことは、まだ若輩であることを最大限に利用したオブラートの切れ味っていう技術だなあとか考えながらも、矛盾したその技術を使いこなすのは難しいよ。
同期と軽く飲んで帰宅。帰ってから、こないだ知人からお土産にと貰った真野鶴を飲む。器は駒井正人の湯のみを猪口として。今調べて知ったのだけど駒井正人、へうげ十作にも選ばれてたのか。知らなかった。ま、それがなくても、真野鶴とても美味い。