箇条書きな日々。

忙しさの中に散りばめられた出来事の数々を、もうちょっとこちら側に留めてチヤホヤしていたいのに、どうにも流れていってしまう。トピックのタイトルだけかろうじて残された、箇条書きのような日々だ。
と言いつつ、箇条書きにしてしまわないためにもこれを書くわけだけど。
先週末、久々に解放された深夜、渋谷に。某大手代理店のCD(クルマの広告とかを多く手懸けてる人。もちろん他にも色々やってるけど。)のイベントに。DJ歴8ヶ月ながら、客の温かさやその他DJとの絡みでとても楽しい場を作り上げる。業界人ばかりだから楽しむことが好きな人が多いってのもあるのだろう。僕はまだほとんど知り合いがいないからその雰囲気を感じるくらいだけれど、とはいえそのCDやその他少しだけ話した人たちとは皆音楽という共通項によってすぐに年齢や地位という垣根を超えられる。しばらく通い続ける予定。
土曜日は午後遅くに起きて、また渋谷へ。鳥重@のんべえ横丁。2ヶ月ぶりくらいだろうか、今が良い時期のナマ(鳥刺)はもうこれでもかってくらい美味かった。3人で、やわらかいモツ2本(塩とタレひとつずつ)、ハツ、合鴨、ダンゴ、ナマの混ぜを頂く。凄く美味しかったよお母さんありがとう。ドタキャンが一組いて、お母さんがちょっと怒っていた。一度でもあの店に訪れたことのある人ならドタキャンなんてしないから恐らく初めて予約した客だったのだろうけど、僕らの隣にいた4人組も初めてだったようで、鳥重のマナーを分かっていない。やっぱりそういう人が増えているなあと感じるのはここのところ毎回なのだけど、本当にどうか、あそこを訪れる前に少しでも調べてから向かって欲しい。ネットでちょっと調べれば分かるのだから、どうか鳥重のお母さんに気持ちよく営業を続けさせてあげて欲しいなあと切に願うよ。あと2年で店を閉めてしまうのだからさ。
日曜日、正午から会社で仕事。夕刻に差し掛かる前くらいに会社を出、永福町へ。『Hokule'a』と題されたライヴに行く。会場はsonoriumという、青木淳設計による小さな音楽ホール。細く短い路地状のアプローチが接道する旗竿状の敷地に建てられた建築で、外形はあまり見えず、内部の空間は可愛い北欧の教会のようなところだった。と言いつつ“北欧の教会”が実際どんなものか全然知らないままのイメージっていう適当な喩えだけれど。
ライヴは出演順で以下の4組。

目的はPoPoyansだったけど、2組目の石川陽が凄く良かった。ゆらゆらと揺られるように奏でるベースソロは、ループ・エフェクト(?)を使って音を組み上げるようにその厚みを増していくのだけれど耳に届く印象は凄くシンプルで、演奏する様も含めて凄く美しかった。石川陽の演奏が終わって即、販売されていたCDRを購入。昨日から仕事中にずっと聴いていた。石川陽の演奏後、ライヴ間のセッティングの間に外に出ていたら、コントラスト高く輝く空に虹が現れる。5〜10分くらいの間だけだったと思うけれど二重の虹を見たのは僕は初めてだったのかもしれない。
3組目のPoPoyansはもちろん良かった。なんだろうあの良さは。曲も声も見た目も、どれも語れるけれどそうしたところからじゃない語りがあるだろう気がする。なんというか、聴く側との距離感が面白いのだよな。「良かったです」とちょっとだけ挨拶して手を振ってsonoriumを出る。永福町駅前のイタリアン「La Piccola Tavola」でご飯を食べて帰宅。凄くワイワイした店だった。
月曜日、早朝に起き、大切な知人を見送りに成田空港まで。その後会社に向かい仕事。ちょっと信じられない量の仕事を抱える先輩と、合間を見ては打ち合わせながら気付けばもう今日の朝になっていて、僕はデスクでうとうとしていた。着替えとシャワーのためだけに帰宅して即会社へ戻る。夕刻には疲れからか僕の動きはスローモーションのようになっていた。
帰りのメトロでは寝てもいないのに乗り過ごしていて、零時過ぎ帰宅。ふう。
長いなこのエントリ。