Leon Ware@COTTON CLUB

Leon Ware

昼から会社。フロアの中で何故か僕の部署だけに数人の出勤者がいるなかで、時折下らない話なんかもしながらしかし淡々と作業。まだあと一歩というところで諦めて切り上げ、東京駅へ。Leon Ware公演@COTTON CLUB。
コットンクラブは初めてだったけれど、ミッドタウンのビルボードより一回り小さな会場が心地よい。ちょっと座席間が狭いけれど。自由席となるテーブル席を取っていたから早めにチェックインしてホワイエで待つ。客層はバラバラで、ドレスコードも無し。若いなあと思える人はあんまりいなかった。
入場後、ステージに向かって右手側、2列目のテーブルの最前席に座り、ビール飲んだりちょっと食べたり。量的にこじんまりした料理だったけれど、ライブ前はあれくらいで良い。それなりに美味かった。
SHOWスタート、バックを固めるメンバーだけがまずはステージに立ち、女性ボーカルのNikkiが歌う中、その声に徐々に被せるようにして歌うリオン・ウェアが会場後方から登場。白のスーツに黒いシャツ、黒いハット。観客拍手。僕はもう自然に「ヒューッ!」と声をあげていた。
ライブ/SHOWはホントに楽しくて、セットリストをほとんど覚えていないのは、お酒とはまた違うところで酔っていたからだと思う。喩えれば会場全体に濃いアルコールがたち込めているかのように、満ちるグルーヴと高揚感に身を任せるような。リオンはやはり(恐らくその年齢もあって)声量もそれほどではないし、決して歌が上手いシンガーではないけれど、客の期待や積年の想いが満ちた空間で確かな一つの“場”を作り上げていた。“キングオブポップ、マイケル”に提供した「I Wanna Be Where You Are」ではStand Up!の声で客が立ち上がり歌う。それはサビがちょっとマーヴィンのバージョンぽくてグッとくる。
あ、セットリストはホントにその順番は覚えていないけれど、演った曲はほぼ21日と同じ。コットンクラブがライブリポートとして21日の映像とセットリストをアップしている
アンコール前ラストの「I Want You」ではステージを降り、会場内を巡って握手やハグの嵐だったけれど、僕は2列目の最前列だからリオンが歩く通路に接する中々に良い位置で、リオンを待ちうけがっちり握手。
「また来るよ!」と言って終演したライブ。是非、ほんとにまた来て欲しい。
その後のサイン会では持参していた82年作のアルバム『LEON WARE』にサインを貰う。ちょっと疲れた様子だったけれど、一人一人に凄く丁寧に接していた。特に女性に対して、てのはまあ、そうだよねっていう愛嬌だろう。