前回、前々回のエントリで載せ忘れてた音と、その後購入した音源たちをまたちょっとだけ。アナログは省いてCDだけを。

  • MANITOBA 『UP IN FLAMES
    現在はCARIBOUという名前で活動するDan Snaithによる03年作2nd。アコースティックな音やノイズ的音も多彩な、質感に溢れたエレクトロニカ。といっても楽しい音ではなく、しかし静かな音でもない。聴く者の視点や重点でその耳に届く音が変わってくるのだろう広がりを備えた一枚。好き嫌いで言うとかなり好き。

Up in Flames

Up in Flames

  • COMMON 『Resurrection』
    コモンの93年作2nd。微かに当時を感じさせる音のザラつきを残しながらも、今聴くとそれらが全て上質な演出としてまさに“今”も機能していると感じられるJazzy Hip-Hop。とても格好良い。コモンは初期と後期(と言ったら失礼かな。最近、てことです。)が全く異なる軸で好きかもしれない。

RESURRECTION

RESURRECTION

  • Raphael Saadiq 『Ray Ray』
    Tony Toni Toneのメインだったと言って良いだろう、ラファエルの04年作2nd。以前データを持っていながら失くしてしまったものを再度購入。既に若干の時代を感じさせる音に聴こえてしまうのは、それこそラファエルの鋭いバランス感覚ゆえかと。

Ray Ray

Ray Ray

  • Sean Kingston 『S.T.』
    発売当時から今まで買おうかずっと迷ってたんだけど、やはり売れた一枚だからusedが凄く安くなっていて、ついでに購入。あえてこれ言うのも今さら恥ずかしくて気がひけるけど「Beatiful Girls」は名曲だと思うよ。

Sean Kingston

Sean Kingston

  • Spangle Call Lilli Line 『or』
    プロデューサーにsalon musicの吉田仁を迎えたスパングルコールリリラインの03年作3rd。音響的世界観の中でもしっかりしてたメロディに、大坪加奈の浮遊感あるvocalが重なる。01年に1stを出しているというのに僕が知ったのはつい最近、もっと以前から聴いていたかった。80'sから現代の音が好きな人にまでアピールする、ありそうで意外とない音だと思う。


or

or

  • Spangle Call Lilli Line 『FOR INSTALLATION』
    05年作のミニアルバム。上記『or』と比べると、まあ、上記作の方がすきなんだけど、80'sネオアコの名バンドPrefab Sproutのカバーなんかもあったりして買わなきゃなあって気にさせられた。

FOR INSTALLATION

FOR INSTALLATION

  • Lamp 『そよ風アパート201
    Lampの03年作1st。1曲目の「風の午後に」からブラジリアンでありAORでありシティポップであり、堪らない一枚。とはいえ単なるフォロワー的な音ではなく、Lampの“らしさ”を既に持っていて、2ヶ月ほど聴きこんだけど全然飽きない。若さもあるのかその後の作品よりもアップテンポな曲が多め。

そよ風アパートメント201

そよ風アパートメント201

  • Lamp 『木洩陽通りにて』
    Lampの05年作3rd。上記1stよりは落ち着いた一枚。一聴しただけではピンと来なかったのだけれど、こちらの方が上記1stより聴きこんでしまうだろう気がしている。1st、2nd、3rd、5thと聴いていくと、Lampは徐々にスローテンポに移り行くのが分かって、その中で最もバランスが良いのがこれかと。例えば(この喩えで伝わるかはちょっと不安だけれど)キリンジ好きな人が最もはまるのはこれだと思う。ていうのはホントは4thを聴いてから言うべきだろうから、それは今後買ったらまた書きます。

木洩陽通りにて

木洩陽通りにて

  • SAKANA 『initial work collection 1990〜1991』
    SAKANAの初期4枚をまとめた4枚組。んーこれ難しい。アングラ・フォークと言ったら語弊があるけど、音も歌詞もけだるくて物悲しく実験的。特に4枚目の『world language』なんかはかなり聴く人を選ぶ。しばし聴きこんで考えなきゃ。

initial work collection 1990~1991

initial work collection 1990~1991