CD達

そうしてやはり新年から音楽の話題ばかり続くのだけど、ここ最近入手した音源たち。というかCDたち。

  • aus 『Sonorapid』
    日本人アーティストausによる、弦やピアノの生音も交えたアンビエントエレクトロニカ。囁くような女性ボーカルを絡めた曲など、静かで美しすぎる印象を受けつつも、しかし最近はこれくらいの穏やかさが心地よい場面が増えてきている。

Sonorapid

Sonorapid

  • ANANDA PROJECT 『RE-RELEASE』
    00年に発売された『RELEASE』のリミックスアルバム。以前データで持っていて消えてしまった「Cascades Of Colour」のとあるバージョンがあって、それが入ってるのはこれだったのかと買ってみたものの、2曲収録されているリミックスはどちらもそれとは異なるバージョンで、今ちょっと途方に暮れている。このアルバムはこれでもちろん良いのだけど、あの「Cascades Of Colour」は一体どこにあるのか・・・

アナンダ・プロジェクト・リミックス・アルバム

アナンダ・プロジェクト・リミックス・アルバム

  • Chrisette Michele 『I Am』
    27歳のR&Bシンガー、クリセット・ミッシェルの1st。ようやく買った。「Be OK」が凄く良いのは置いて、他の曲のYouTubeでも載せようかと思ったんだけどやっぱり「Be OK」のセッション動画(?)が格好良かったのでそれを。


I Am

I Am

  • Dany Brillant 『C'est Ca Qui Est Bon』
    その面立ちからして古くて新しいダンディズムを湛えたフランスのシンガー、ダニー・ブリヤン。ジャズやシャンソン、ラテン、ロック等のオールディーズライクながら各ジャンルのツボを押さえた直球の展開を見せる。恐らく彼のどのアルバムにも入っていないけれど名曲と言える12吋があって、アナログでは唯一それを僕は持っているのだけど、このアルバムからはやはりシングルにもなったという名曲「Suzette」を。


C'Est Ca Qui Est Bon

C'Est Ca Qui Est Bon

  • Helios 『Caesura』
    ボストンのKeith KenniffによるHelios名義の3rd。こちらも生音を交えたアンビエントエレクトロニカ。穏やかながらリズムも明解で多彩なそれぞれの音が浮遊感と存在感を併せ持ち、比較的広範な音の延長として受け入れられそうな印象。

Caesura

Caesura

  • Her Space Holiday 『Home Is Where You Hang Yourself』
    Her Space Holidayによる00年作3rd。オリジナル楽曲集とリミックス集という2枚組のアルバム。以前に書いたような、これ以降の作品での“チープになることなくバランスを保っている。音の連なりの中での粗密の扱いが上手くて、絶妙に余白を感じさせるのがとても良い。”という音像にはこのアルバムの時点ではまだ未到に思えて、何かの絶妙なバランスに向けて手探りの最中という印象。といいつつそれは、とあるたった一音に粗雑を嗅ぎ分けるような神経質な印象に過ぎないのだけど、しかしこのアルバム以前に聞いてしまったこれ以降の音によって既に僕の期待値の底上げが為されちゃってるものだから、まあそれもしょうがないのさ。

Home Is Where You Hang Yourself

Home Is Where You Hang Yourself

  • キリンジ 『ペイパー・ドライヴァーズ・ミュージック』
    収録されている大体の楽曲は知っているものの、まだ持っていなかったので一応購入。これでベストやリミックスを除いたキリンジのアルバムは一通り手元に揃った。最近は彼らの活動も控えめだったからちゃんとフォロー出来ていないけど、またライブ行きたいなあ。08、09年に引き続きもし今年もビルボード公演があるならば、今年こそは行きたいと思う。

ペイパー・ドライヴァーズ・ミュージック

ペイパー・ドライヴァーズ・ミュージック

  • ふちがみとふなと 『アワ・フェバリット・ソングス』
    やっぱりというか、Amazonにはなかった。。。ふちがみとふなとが日々歌ってきたという洋楽カバーアルバム『アワ・フェバリット・ソングス』。ボブ・ディランやクイーン、オーティス・レディングやポーグス等のカバーが収録されている。僕が通っている地元の古本屋でかかっていたポーグス「Fairytale of New York」を聴いて以来ずっと買おうと思っていた。「Fairytale of New York」の和訳といえば、アルバムでライナーを書いていたピーター・バラガンによるものが有名だけれど、このアルバムでの渕上純子の訳も名訳だと思う。関西弁で書かれた訳はより地味でより“ダメ”な雰囲気が出ていて、でもそれこそよりこの歌の描く世界に近いんだろうと思わせる。
    ちなみにこのアルバムでは他にも「James Bond Theme」をカバーしていたりして、それなんかはあのメロディーを“ガガッガガー”と声で表現する渕上純子が(その危なっかしい声音もあわせて)とても狂気じみたことになっている。