ここ2〜3日メモ

伊東豊雄 建築|新しいリアル

  • ロレアル賞連続ワークショップ2006「色」-「i(愛)とe(善)の彼方へ」

 なんというかもっと科学的な、イマジナブル(i!)な話を期待してたら裏切られた。大人の怠惰な空間だった。年齢層高めで、200人中に僕と同世代は20人もいなかったんじゃないか。あとはみんな年配で、銀髪な方々も結構いる。みなさん何しにあそこに通っていたのでしょう。まあ小林康夫と 永山国昭のくだけた会話を聞けただけで良しとするか。しっかしああいう人たちのあの直球なのに同時に素人にも伝わる語り口はどこで生まれるのだろう。建築の教授も例えばクライアント(素人)に語るときはそうなるのだろうか。でないとしたら、建築が自ら壁作ってるのは自明じゃないか。そういえば最後に、高雄有希ていうプロのピアニストの生演奏(40分くらい)がついてきて、得した気分になる。ショパンでも聴くかって気になった。

  • 伊東豊雄 建築|新しいリアル」展@オペラシティアートギャラリー

ようやく見てきた。まず凄く混んでてびっくりした。チケットカウンターで並んだの始めてかも。で感想なんだけども、まず実施図面や施工的知識として僕にはあのレベル(?)では語れないなあとは思うからあくまでもそれを踏まえたうえで言うと、そんなに面白くない。模型の抽象レベルでは面白くてもそれが実現された現実とのズレにがっかりするというか、そんなこといったらなんでもそうだけどでもあの“強引”感は僕は苦手だ。サーペンタインくらいさらっとしてるのは良いんだけどね。伊東さんの(特に最近の)建築を見てると“無駄”を求めてるなあと思う。それは近代に対する反動かもしれないし日本の現状に対する反動かもしれない。若しくは単なる巨匠性かもしれないけど、“無駄”が露骨に空間として現れるのは僕はまだ好きになれない。もっと象徴的なあり方としてなら好きなのだけど。

を買う。といっても全然知らなかったし音聴いたこともないけど面白そうだったのでつい。大友良英も押してたし。本自体も、カバーも帯も何もかも真っ黒で格好良い。もうちょっと大きかったらもっと格好良いけど多分そうなったら邪魔だしこれで良い。ただ加圧に弱そうだったからついブックカバーを付けてしまった、Book1stのカバーは嫌いなんだけど。で、まだ全然読んでない。そういえば大竹伸朗『権三郎月夜』も読み終えてない、これも月曜社だ。あと全景展のカタログも月曜社だったいや、グラムブックスだった。一体何の勘違いだ。製作遅れてるけど結局展覧会会期中には間に合わなかったな。頑張れ月曜社
明日全景展行こう。最終日。

汎音楽論集

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