今日はやるべきことを棚に上げて家を出る。不忍通りにはたい焼きを頬張り歩く学生やら親子が散見されて、それだけで心地良い。新参と古参、どちらのたい焼き屋のモノなのかが気になりこそすれ、らしさを嫌味なく形作る要素ならば全て受け入れよう。不忍通りから根津神社へ向かう小路の入り口に構える飴屋の長い金太郎飴があるけれど、あれをバリボリと噛み砕きながら歩く風情が日常化したりすればなお良いななんて思う。根津神社ではつつじ祭りが丁度今日から始まっていてさてどれほどの鮮やかさを湛えるかと向かってみたものの、まだ全く咲いていない。3000株あるというつつじのうち、メインとなる丘に根を張るモノの中では数株が花開いていたというところか。人もまばらで、カメラを構える男性が狙うは空の青に緑とピンクのコントラストを見せる桜だったりする。
ミルクホールへ行くつもりだったけどふと思い立って下北沢へ。「いーはとーぼ」が頭に浮かんでいた(でも他で思いのほか時間を使ってしまい結局行かなかったけれど)。ユニオンでレコードを5枚、CDを3枚買う。Explained Emmaの再発は当然購入。CDで買ったのはGnarls BarkleyとPharcydeとCommon。今さらながらGnarls Barkley『St. Elsewhere』を買ってしまったのは「Crazy」のためではなく「Go Go Gadget Gospel」が目当て。これはずっと気になっていて、今日出会ったその安さも後押しし迷わず。ホントはQuasimotoも買うつもりだったけれど、総額を4桁に抑えるためやめておく。Commonは『One Day It'll All Make Sense』を買ったのだけど、ここでの目当ては「Reminding Me (Of Sef)」。元ネタがPatrice Rushenの「Remind Me」で、データでだけ持っていたのを揃える。Patrice Rushenは大好きで、その作品の中でもやはり『Straight from the Heart』が(80年代だしね)。
ユニオンを出て北沢タウンホール脇の小路に入ると左手に古本屋が出来ていて思わず入る。小さな倉庫のような、蛍光灯に照らされた素っ気ない空間。「ほん吉」という店は今調べてみたら3月1日に開店したそう。太田省吾『裸足のフーガ』を買う。
帰宅してビールを飲みながらフォトショに向かい中。今、東一ネロが冷えているのだけれど、全く飲めていない。


St Elsewhere

St Elsewhere

One Day It'll All Make Sense

One Day It'll All Make Sense

Straight From the Heart

Straight From the Heart

裸足のフーガ (1984年)

裸足のフーガ (1984年)