WISM? 2008

10月の終わりの金曜日、上司の急な誘いに乗って恵比寿ガーデンホールへ。『WISM? 2008』(Where is the music? 2008)。クラブジャズやジャズファンク周辺のライヴ・グルーヴの一夜。出演はJAMIE CULLUM/SOIL &“PIMP” SESSIONS/MEDESKI MARTIN & WOOD/CYRO BAPTISTA and BANQUET OF THE SPIRITSの4組。スタンディングに設えられたホール外のホワイエでビールを飲みながら雑談していて、しっかり観たのはPIMP SESSIONSとMEDESKI MARTIN & WOODの2組。ただ、それぞれにJAMIE CULLUMとのセッションが加わり、結構充実した時間を過ごす。JAMIEはその小柄な身体とは対照的なフェンダーローズ・プレイやボーカルが力強くて良い。何か突出した個性(オリジナリティ?)があるとはまだ思えないけれど、振り返っていくつか音源を聴いてみると、クラブ・ユースな白人マーヴィン・ゲイみたい。褒めてますこれ。
MEDESKI MARTIN & WOODがイベントのトリだったが、こちらはFunkに軸足を置くJazz-Funkといった趣で、スローグルーヴでフロアを盛り上げることをいとも簡単にやってのける。半ばのインプロ部分がパーカッションを多用した実験的味付けで、それが中だるみに思えたのも演出だったのかと感じさせるほど、終盤では再び容易にフロアを持っていく。こういう、ライヴでこそ楽しいアーティストに僕はなかなか出会う機会がないだろうから、行けて良かった。
ちなみに僕は、上司の知人の計らいで関係者しか入れない2階デッキから眺めていたけれど、PIMP SESSIONSとJAMIEのセッションの間、僕の2mくらい脇では歌手のH井堅が緩く揺れていた。
このWISMの影響か、それとも先週届いたiPod classicのせいか、3連休にLPとCDを久々にしっかり購入。LPは新規開拓のみであまり当たりというものも無く、といったところだけど、CDはずっと買おうと思っていたものをそれなりに。

Jim

Jim

Blue Eyed Soulと言われるけど、それよりこれはMod Soulと言ったほうがしっくりくる。Jamie Lidell「NEW ME」のPVが大好きで、つい昨日iPodにダウンロードしたりしたけど、過去作も聴いてみようって気になる。
New Birth

New Birth

落ち着いて聴けるシンプルなブレークビーツ。『Sounds Like Everything』をずっと買おうと思っていたんだけど、中古で安く見つけたのでとりあえずこれを。
Once Again

Once Again

新譜『REVOLVER』が出たばかりなのに、前作を今さら。音楽投資は節制しないと財布が持たなくて、一巡遅れるのは仕方ないと諦めてる。これはもうほとんど“黒さ”がない。新譜はどうなってるんだろう。
After Hours(CCCD)

After Hours(CCCD)

輸入盤を持ってたけど失くしてたのと、以前のプレーヤーからiTunesへの移行で取りこぼされたので再度購入。Rahsaanも8月に新譜が出てたなんて、知らなかった。Rahsaanだけは一巡遅れなんて言わず早々に手に入れなきゃ。
Kurtis Blow

Kurtis Blow

まだ生まれたての頃のオールドHip-Hop。ファンクとヒップホップの橋渡しというか。データでだけ持っていたのが、これもiTunesへの移行で取りこぼれたのでようやく購入。iTunesでジャンルがR&Bと出たのに半分うなずく。
Songs in the Key of Life

Songs in the Key of Life

ようやく、としか言いようが無い。僕にとっての神、Stevie。一番好きな盤をようやくCDでも。
Intensified Ska 1962-66

Intensified Ska 1962-66

オーセンティック・スカのコンピ名盤。これもレコード持ってるけど、安かったので。
11のみじかい話

11のみじかい話

ハンバートハンバート、やっと音源買った。「同じ話」が入ってるからと最新作でなく前々作4枚目のこれを。とっても良い。12月の世田谷パブリックシアターでのライブは追加公演も決定したそうだけど、諸事情で買えず。んん。