HARAJUKU PERFORMANCE +(PLUS) 2008
もう昨年の話だけれど、12月21日のHARAJUKU PERFORMANCE +(PLUS)で見た6組のアーティストはそのどれもが素晴らしかった。
宇治野宗輝 & The Rotatorsは相変わらずのガチャガチャとした宅録ノイズ的な音で、しかし温和で手作り感溢れる雰囲気はいつも通り微笑ましい。
Copy smiles.は顔に電極を装着し、音にシンクロさせた強制的な表情筋の収縮でリアルなVJ的パフォーマンスを行う。気味悪さとVJ(?)構成の巧みさで、後半かなり会場を盛り上げる。
Shing02はJapanese Hip-HopのMC。イベントのチラシではサンプリングの妙に比重の置かれた紹介がされていたけれど、当日バックに参加したメンバーによるピアノやドラム、DJの全てが格好良くて、僕は(恥ずかしながら)Shing02を全く知らなかったのだけどCD買って帰った。そのCD『歪曲』では生のステージほどのインパクトは無かったものの、Japanese Hip-Hopを一概に否定するのもやっぱり違うなと思えるきっかけになっている。
Optrumは蛍光灯による楽器「Optron」の轟音とドラムによるユニット。一度生で観たくて、ようやく叶った。ちょっと冗長に感じたのはやっぱりOptronの発する音のバリエーションの少なさのせいだと思うけど、ギターのように抱えられたそれがカカカッと光る様は予想通り格好良い。
dj KENTAROはその上手すぎるDJテクの披露としか表現のしようがなくて、ただ純粋に凄い。楽しい。もうそれだけ。
大友良英 Special Dance Unit featuring 中村達也 は大友良英のギターと中村達也のドラムを堪能するバンド構成ながら、僕はといえば舞台端でさりげなく参加するSachiko Mのサイン波や、名前忘れちゃったけど女性のベースから響くうねるような低音に浸っていた。
でHARAJUKU PERFORMANCE +(PLUS)、繰り返しになるけど総じて素晴らしかった。何よりARTや前衛で語られる音とストリートの音とが一体としてプレゼンされる場が作られてたってとこが良い。音は、なにより体験なのだから。
↓Copy smiles.はこんな感じ。当日は2人が顔に電極装着してたけど。
↓あと、Shing02。
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