You are what you eat.

Marije Vogelzang - EAT LOVE

イーティング・デザイナー:マライエ・フォーゲルサング(Marije Vogelzang)の『EAT LOVE』が届く。その内容は今はなきProefのblogで紹介されていたもの*1が8つの章立てにより紹介されるというもの(blogになかったものも入ってるかも。というか入ってるよね多分)。
01.PSYCHOLOGY
02.CULTURE
03.SENSES
04.NATURE
05.ACTION
06.SCIENCE
07.TECHNIQUE
08.SOCIETY
の8つの章=8つの視点により“食”の体験を再構築するべく、マライエが過去に行ってきたプロジェクトが紹介される。人間にとって食がそもそも根源的であり未だ比較的無自覚に通過される行為だから、そこに提示される些細な疑問も面白く感じられるのだろう、各章の扉に付されるマライエの言葉が自然体でいながらとても興味をそそるものになっていた。例えば01.PSYCHOLOGYの扉にある言葉は以下のようなもの。

Do you remember your first icecream?
What did you eat when you fell in love for the first time?
What did you eat when you fell in love the last time?
Why do we eat when we are not hungry?
Why do we regard our children with sweets?
Do you eat when you feel sad?
Can you actually taste it when food is made with Love?
Why do I dislike the idea of eating insects, while I do like to eat shrimps?

若干CULTUREやSOCIETYにもかぶった言葉だけれど、こうして提示されれば01.PSYCHOLOGYがどんな方向性を意図した食の体験を目指しているかが分かると思う。こうした導入を経て紹介される各プロジェクトも写真がメインで、そこに簡単な解説が寄せられるといった作りで、それぞれ1〜4ページ(ほとんどが見開き2ページ)が割かれている。僕はといえばまだ眺めるばかりでほとんど読んではいないけど、各章の意図を踏まえて眺めるだけでも当然ながら十分面白い。
“食”体験のデザインはこれからもっと広がっていって欲しいと心から思う。この本も、これから時折ひっぱり出してはちゃんと読んでいこうかと。
こことかここで、中身をちょっとだけ見れます。

Eat Love

Eat Love

*1:だからblog閉じちゃったのか。ていうのは、全部同じってことはないだろうけど、blogで見た覚えのある写真がかなり多いから。とはいえ面白いけどねこの本。