買ったり借りたり

まずは最近買ったCDたち。

  • LEON WARE 『Love's Drippin』
    リオン・ウェアの03年作通産9枚目のアルバム。Leon大好きと言いつつ、僕はその80年代までのアルバムしか聴いていなかったから、Cotton Clubでの生の体験に向けての予習としても購入。制作当時63歳にして、70、80年代と何も変わらずスムースなメロウソウルを届けている。四つ打ちの曲「Saveur」なんかもあるけれど、正直そのままNeo Soulの旗手(の誰か)に提供しても良いだろうなって曲になっていて、純粋にそのクオリティに驚く。

ラヴズ・ドリッピン

ラヴズ・ドリッピン

  • LEON WARE 『MoonRide』
    こちらは最新作、08年作の(編集盤を除けば)11枚目のアルバム。最近の方がその制作活動がより活発になってきてるってのは、まあ今を生きる僕にとっては嬉しい限り。メジャーレーベルStaxからの発売というのもなんとなく嬉しい。内容はといえばメロウな曲ばかりで、Leonの過去の代表曲たちを思わせるようなキラーチューンを求める人には物足りないのかもしれないけれど、恐らく5年とか10年とか、そういう単位で聴きこまないとまだ語れない、そんなアルバムなのだと思う。

ムーン・ライド

ムーン・ライド

  • Liquid Spirits 『S.T.』
    08年作の2ndでLeonとも共作したオランダのソウル・バンドLiquid Spiritsの06年作1st。2ndはAcid Jazzやそれ以降のUK SOUL的とも言える洗練された音だったけれど、こちらはまたちょっと違って、より90年代〜本作発売当時までのNeo Soul的な音。アルバム通してその曲も音もとにかくクオリティが高い。発売当時から聴いていたかった。

リキッド・スピリッツ

リキッド・スピリッツ

  • John Legend 『EVOLVER』
    John Legendの08年作3rd。エレクトロ的な音が取り入れられた前半とミドルテンポな後半と、という構成のアルバム。なんだかもう大御所的安定感があって語ることないんだけど、前半のエレクトロ的な音が僕は好きだった。全然“実験”感はなくて、ホントにちょっと安定しすぎなんだけどね。

Evolver (Snys)

Evolver (Snys)

  • Liquid Liquid 『S.T.』
    80年代のNew Wave/Post Rock/Cold Funkバンド、Liquid Liquidの当時の音源を集めた編集版。Maximum Joyなんかも排出してる99 Recordsからリリースしていたバンド。ベースは唸ってるし、ボーカルも当然ヒステリックな感じだけど、しかしどこか曲全体のまとまりが取れていて今聴いてもとても聴きやすく、そして凄く格好良い。

Liquid Liquid

Liquid Liquid

  • M.I.A. 『Kala』
    これについては特に語ることもないと思うけれど、M.I.A.の07年作2nd。1stよりもドラムの単調さが減って、音の幅が広がっているよ。

カラ KALA

カラ KALA

  • Jazzanova 『In Between』
    DJ集団Jazzanovaによる02年作。フューチャー・ジャズと言って良いのだろうか。以前データで持っていたのだけど全然聴いていないまま失くしたのを、ちゃんと聴きなおそうと購入。

In Between

In Between

  • UNDERGROUND RESISTANCE 『Interstellar Fugitives 2』
    デトロイト・テクノの匿名的ユニット、UNDERGROUND RESISTANCEのコンピレーション的アルバムの2nd。テクノをあまり聴かない僕にとって、これを聴いてもテクノというジャンルの特異性が分からないのは、単に僕の耳が弱いというよりはもうテクノとかそういったジャンルが意味をなさないほどクロスオーバーな音楽性が当然の時代になってきているからだと思えるんだけど、そこんとこどうなんだろ。とはいえこれ、やはり凄く格好良い。以前「Hi-Tech Jazz」という曲が大好きだったのもあって今回ようやく購入に至ったんだけど、その「Hi-Tech Jazz」への印象とは全く違うところで格好良いと思える。エレクトロでありブレークビーツであり、総じて、良い。

INTERSTELLAR FUGITIVES PT.2

INTERSTELLAR FUGITIVES PT.2

  • 石川セリ 『SERI -TORU TAKEMITSU POP SONGS』
    ここまでの流れと全く違う音楽だけれど、武満徹が作ったポピュラーソングアルバム。武満曰くこのアルバムを作るという「こうした営みは、「自由」への査証を得るためのもので、精神と固く閉ざされたものにせず、いつも柔軟で開かれたものにしておきたいという希い」がカタチになったものとのこと。ホントにどの曲もポピュラーソングらしい体を保ちながら凄く自由で、特に「死んだ男の残したものは」がとても良い。

翼 武満徹ポップ・ソングス

翼 武満徹ポップ・ソングス

以下3枚は会社の上司に借りたもの。その上司は80年代こそ全てってな感じの人だけど、そこに乗るわけではなくしかし良さの核だけは共有すべく借りる。坂本龍一関連で、まだ全然聴けてないのでこれから頑張る。
音楽図鑑完璧盤

音楽図鑑完璧盤

未来派野郎

未来派野郎

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