最近メモ

チョン・ジュンホ

最近、と言ってもここ2ヶ月くらいのなかで、記録しておきたいことをちょっと。

  • ヴェルナー・パントン(Verner Panton)展@オペラシティアートギャラリー
    とても楽しい展示だった。個の存在感をさらなる存在感で上書きし続けるような空間構成が印象に残る。空間の上限がないデザインを試みた人だったんだろう。色や素材からスタートするデザインだからこそ、とも言える。
    ある与えられた空間内でいかにシークエンスや文脈を形作るかっていう現代のデザインとは明らかに異なる空間が嗜好されていて、対応可能なスケールがより広い/大きいと感じた。
  • チョン・ジュンホ 個展 『BLESS YOU』@SCAI THE BATHHOUSE
    韓国の若手アーティスト、チョン・ジュンホの個展。どう語れば良いか難しいけど、大きな物語をファンタジーとリアルの狭間で解体し個に接続するような作品群。実は木彫好きな僕としては「彌勒菩薩半跏思惟像」(写真)に唸らせられる。骨格の弥勒菩薩、と書いただけでもうたまらなく良いよね。
  • アイ・ウェイウェイ展『何に因って?』@森美術館
    クリエイティブ・コモンズ・ライセンスにより写真撮影可能だった展覧会。ミニマルでコンセプチュアルな作品の存在感の裏にあるテクノロジーや職人性(伝統的工業性)により思い起こされるのはどこまでいっても“社会”だったりするわけで、日本のアーティストをちょっと思い返して比較してみれば、アーティスト個人が即座に広大な社会へと深くコミットするように思える中国っていうのは、凄いなあと嘆息するとともに、そういう必然性を生み出してしまうのだろうそこにある社会が全然羨ましくないと今さら思ったりする。
    や、これ脱線してるけど。
  • 鳥重@渋谷のんべ横丁
    この流れで出すのはどうかと思うけど、9月後半から今までで3回足を運ばせてもらった渋谷の焼鳥の名店。当然ながらいずれもとっても美味しかったよお母さんありがとう。大体どの回も、ナマの混ぜと柔らかいモツ、ハツに合鴨を頼んだ。季節が外れてますけどなんて言われてもレバ刺しが絶品すぎて堪らない。次は来年。