こないだの休み、会社の同期と思い立って京都/滋賀へ。貴船でホタル、大津で琵琶湖。季節を過ぎているからホタルはちらほらとその姿を見せるだけで、見つけては消えていくの繰り返しだったけれど、それでも数匹が同期してその光を灯し滅する様子はそれこそきれいだった。ふと、“ホタル”なぞ知らない生まれたての目で眺めることが出来たらと考える。そのとき僕は星を眺めるようにホタルも眺められるだろうと思い、でもそれは神秘の目なのか、日常の目なのか、そこが分からない。琵琶湖は夜で漆黒の広がりを見せていて、魚が跳ねる音だけが唯一その漆黒の表面の柔らかさと、その裏にある世界の奥行きを伝えてくる。ホタルも琵琶湖もそういえば人生初。さて、こっちに来て行きたかったもう一つ、貴船の川床に行けるのはいつになるか。