大阪に住んで3ヶ月近い僕が、未だ東京基準の思考を引きずるのが申し訳なくて(とはいえこれは決して悪いことではなくて、単に、ある社会の中での存在表明とその一貫性を保つ時に、地域性への順応という既にあったはずの課題がやっぱり難しい課題だなあというだけなんだけど。)、時折奥歯にモノが挟まったかのような喋りをしてしまうのがもどかしい。
そんな時にたまたま、心からの興味に突き動かされての正直さが一般的な誠実さに打ち勝つような人と飲んで話したのが面白かった。
そんな人間性がこちらの人たちを代表するような人間性ではないだろうとはいえ、僕の中のどこかで、大きな部分ではそういうことなんだろうなんて思えば、ちょっとずつだけれどこれまで固く保持されていた基準が突き崩されて行くかもしれない。