ザ・なつやすみバンド

まだ夏ではないけれど、空気の底を感じるような重い熱気は漂いはじめている。夏の終わりの涼しく抜ける風を、もう恋しく感じたりする。

  • ザ・なつやすみバンド - 夏休み(終)


フォーキーだけれど、例えばスティールパンや笛やバイオリンの音が適度に配分された哀愁漂うその音は、懐かしいけれどもちょっとだけ新しいポップスへと曲全体を引き上げている。インディーズから発せられながらも(という枕詞は本来おかしいけれども)、そのメロディーは凄く普遍的に感じられて、初めて聴いた時は結構驚いた。曲の短さが、漂わせる哀愁と相まって後ろ髪を引き続けるようで、つい繰り返し聴いてしまう。このライブ映像も良いけれど、映像なしのスタジオ音源で聴いた方がしみじみできるかもしれない。

TNB!

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