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バットシェバ舞踊団『TELOPHAZA』

2日、バットシェバ舞踊団『TELOPHAZA』@神奈川県民大ホール。オハッド・ナハリンが芸術監督を務めるイスラエルのコンテポラリーダンス・カンパニーの11年振りの来日公演、、、なんて書いてみても、僕は何一つ知らなかったカンパニーなのだけどね。しかし良…

nibroll『ROMEO OR JULIET』

wonderlandのニブロール「ロミオ OR ジュリエット」(クロスレビュー)を読んでいて思うのはダンス(舞台)評の自由さだろう。もちろんそれは文字数の少なさのなかで表現すべきが俯瞰的位置づけとともにある冷静かつ客観的な言語であるよりも、(舞台という…

背中 PV

康本雅子が踊るASA-CHANG&巡礼feat.小泉今日子『背中』のPVを探している人がコンスタントに現れているから載せてみる。以前も載せたことがあるのだけど、アドレスが変わり当時のリンクは切れているので改めて。トップランナー効果で3月の康本雅子ソロ公演は…

nibroll『ROMEO OR JULIET』

19日、nibroll『ROMEO OR JULIET』@世田谷パブリックシアター。舞台には薄い白幕が帯状に垂れ下がり、それが数層のレイヤーとなって奥行を作っている。そのレイヤーが意味するのはまさに今回のテーマ「境界線」そのものだろう。白幕は時に舞台上から姿を消…

HARAJUKU PERFORMANCE +(plus)

久々の舞台。『HARAJUKU PERFORMANCE +(plus)』@ラフォーレミュージアム。14:00開演。 宇治野宗輝×ASA-CHANG 「朝夕J」セッションとしては単調だったと思う。けれど、宇治野宗輝は3月に『The Very Best of AZUMABASHI』で観たものと比べれば、パフォーマン…

カンパニー・サミュエル・マチュー

今週はホント忙しかったのだ、というかまあなんだろう、勉強だ。なんて言っても忙しかったのだから結局それに尽きるか。 今日二度寝三度寝を繰り返して、起きたら18:30を過ぎていて、一旦諦めかけたのだけども急いだら間に合ったカンパニー・サミュエル・マチ…

『青ノ鳥』

叫び/ささやき声/ペット・昆虫・野生動物・植物・鳥類学者/森/夜行・昼行の交わらない『青の時間』/交わらないコミュニケーション/“個人的”記憶・体験・歴史/呆けると逃げ出る魂/ てとこだろか。ミクニヤナイハラプロジェクトvol.3『青ノ鳥』@吉祥寺シア…

久しぶりーーに書く。ネットが繋がったのは色々不手際(朝が弱いこととか、色々っていうかまあそれのみか)があって結局今月頭で、一月以上家でネット繋がない生活してたからか接続が済んでからもそれに近い日々が続いてる。そんな外部記憶が取り除かれた生…

19:00に慌てて会社を出て19:30から、振付:コリー・ベフォート、出演:エノモトユキ 『The Canopy』@神楽坂die platze。2ヶ月振りの舞台、4ヶ月近く振りのダンスだっただけに心躍らせつつ臨んだものの、寝た。眠気を堪えていると眼球がブレるように震えて薄…

朝帰り後の沈み込むような眠りを経てどうにか16時に家を出、乃木坂へ。時間ないからギャラ間はスルーしてTokyo Midtownへと向かう。目当ては21_21 DESIGN SIGHTなのだけどせっかく来たし一応ってことでまずサントリー美術館へ。開館記念展『日本を祝う』。こ…

そういえば22日にベケット・ライブvol.8『伴侶』@下北沢「劇」小劇場を観たんだった。演出は三浦基。出演した鈴木理江子と小林洋平が素晴らしかった。いやちょっと行き過ぎだったかもしれなかったけど、でも素晴らしい。とはいえ随分日が経ってしまったので…

The Very Best of AZUMABASHI

10日。吾妻橋ダンスクロッシング『The Very Best of AZUMABASHI』@アサヒアートスクエア。終始テンションの高い、まるで(というかそれが狙いだったのかもしれないけど)イベントのようになっていてびっくりする。去年の比じゃない。まあベストだしってこと…

劇団解体社『「要塞」にて』

8日、お茶の水に程近いFreeSpace CANVASにて、劇団解体社公演『「要塞」にて』。とても小さなハコで、小さなハコゆえの演出が上手かったように思う。冒頭、敷かれた鏡の上でその領域に囚われ自らを見つめるしかなく呻くアジア人とその外側で優雅にバレエレッ…

Nibroll

Nibroll『No, direction』@パナソニックセンター有明スタジオ。これは3日に観たもの。とにかく金がかかっていそうな舞台にびっくりする。緞帳のように天井近くから吊るされた布がそのまま地面に下りたその先で矢内原美邦の着るジャケットになっていたり、ま…

『踊りに行くぜ!!vol.7 SPECIAL IN TOKYO』

『踊りに行くぜ!!vol.7 SPECIAL IN TOKYO』@アサヒアートスクエア。全国を巡回した踊りに行くぜ!!vol.7からピックアップされた6組によるダンスオムニバス。酒井幸菜/納谷衣美×山下残/坂本公成+佐伯有香/江藤由紀子/康本雅子/Ko&Edge Co.の6組。 酒井…

Port B『雲。家。』

Port B『雲。家。』@にしすがも創造舎。エルフリーデ・イェリネク原作のテキストの舞台化で、差し挟まれる映像以外、全て暁子猫の語りによる。つまらないとは思わないけどちょっと退屈で途中どうしようかとか思った、のだけど、ポストパフォーマンストーク…

ほうほう堂×チェルフィッチュ『耳かき』

「the Ground-breaking 2007」 ほうほう堂×チェルフィッチュ『耳かき』@STスポット。んーなんだか良い。というか語る言葉を見つけられないままそこはずっと悶々とし続けてるんだけど、なんだろうこの何か横滑りしつづけて捉えようのない感覚は。ほうほう堂…

Dance Company Nomade~s『The damp elements−横たわる湿潤−』

今日、帰ったその足で吉祥寺シアターへ。Dance Company Nomade~s『The damp elements−横たわる湿潤−』東京公演。まず振付の揃わなさや、時折流れるリズムを持つ音に対しての従順に思える態度が気になってしまう。表現それ自体への欲求に駆られすぎて結局は意…

愛しあう[FAIRE L’AMOUR]

午前中に届いたとあるレコードの内容の良さにウキウキするとともにそれなりの額を出してしまったプレッシャーとの釣り合いにホッとしながら大好きな一曲だけ何度もリピートした後、その前後を考える。要は、セットリストを考える。そうこうするうちに電車を…

OM-2『ハムレットマシーン』@日暮里サニーホール

根津からぷらぷらとへび道、よみせ通り、谷中銀座に夕焼けだんだんを経て日暮里に着き、会場であるサニーホールへ。OM-2による舞台『ハムレットマシーン』。受付がやけに混んでいて、スタッフもやけに手際が悪い。この辺りから仕掛けが始まっていたのだと思…

ナチョ・ドゥアト

ナチョ・ドゥアト/スペイン国立ダンスカンパニー『バッハへのオマージュ』@神奈川県民ホール大ホール。 微妙。僕はまだあれに浸れるほどには成長(?)してない。ほんとにあそこにいた人は「ブラボー」なんて思ったのか?*1でももしあれがポストモダンてこ…

ジョセフ・ナジ『遊*ASOBU』@世田谷パブリックシアター。黒田育世だったか斉藤美音子だったのか、とにかく日本人女性のソロがとても良い。西洋の身体には無い迫力を見せ付けていた。もちろん逆に西洋側(?)は西洋側でそれなりの動きを見せる。ぼーっっと観…

2月9日と3月10日に康本雅子を観るんだけど、もうついでに3月2日辺りにも観てしまおうか考え中。3月のはどちらもオムニバスだから他にも色々見れるのだけど康本雅子しか頭にない。嘘、ほうほう堂とかKATHYとかoff Nibrollとか興味ありますよ。でもなんだか康…

北京一/pantomime

友人のつながりで、北京一(きたきょういち)という人のパントマイム公演に行く@横浜開港記念館。短い作品6〜7つを連続して見る。その中で「baby」は愛憎が短時間に凝縮されていて良く、でも「スーパーマン」はちょっと無かったりした。でもそういったこと…

アクラム・カーン/シディ・ラルビ・シェルカウイ『ゼロ度 zero degrees』

アクラム・カーン/シディ・ラルビ・シェルカウイ『ゼロ度 zero degrees』@さいたま芸術劇場大ホール。 zero gegreeであること、zero gegreeであることの危険と可能性。何に対して?全てに。そういう問い。そういうダンス。と言ってしまうと何なんだよそれ…

SePT独舞 vol.16 矢内原美邦「さよなら」@シアタートラム

ドイツから一時帰国中の友人とともに観てきた。僕はちょっと癖のあるその衣装とそれに付随するダンサーそれぞれのシルエットが引っかかり、友人にはそれが敢えて表現された日本的身体に感じられて面白いとのこと。それは確かに。ただ日本でばかり舞台を観て…

JOHNNY TWO BANDS

ここ2〜3ヶ月、再び舞台を観出してからというもの金の減りが速くて辛い。あとクリスピーサンドばっか食べてたり味わいカルピスばっか飲んでたりってのもあると思う。ついバッカス食べ過ぎたのもあるのかも。いやでもそんなのは舞台への出費に比べたら微々…

マレビトの会「アウトダフェ」@シアタートラム

広い、ぽっかりと空いた空間がまず在り、中空には巨大な直方体のコンクリート塊が静かに浮かんでいる。そのちょうど真下、採掘場のように(若しくは壕のように、墓のように、)掘り込まれた地面はコンクリート塊と同じだけの体積を失ったまま時を止めている…

Leni-Basso『Short Pieces Anthology』

Leni-Basso『Short Pieces Anthology』@森下スタジオ。振付家の異なる3作品によるオムニバス公演。 「So So -葬送-」 振付・演出 小澤剛 「Gadget」 振付・演出 堀川昌義 「Paradiselogue」 振付 北村明子、映像 兼古昭彦 まずは「So So - 葬送 - 」。紙片…

DANCE TRIENNALE TOKYO’06

前回のエントリで“明日”と言った時点でもう明日書かない気はしてたんだけど、こういうとこどうにかならないものか。まあそれはともかく、DANCE TRIENNALE TOKYO’06 Fプログラム@青山円形劇場。 ダニエル・デノワイエ/ル・カレデロンプ「DUOS POUR CORPS ET …