book

読了

二人の往復書簡。初期と最後の三島由紀夫の書簡が切ない。川端康成・三島由紀夫往復書簡 (新潮文庫)作者: 川端康成,三島由紀夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2000/10/30メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (12件) を見る

ちょっと仕事で国立まで。久々に降り立った国立は、晴れの空が淡い水色に輝いて、緑の木陰をより濃く際立たせている。初秋の空気は適度に乾いて人々を外へと誘い出すのか、一橋の構内は写生に励む人や小さな子供たちの戯れる姿がそこここで見受けられた。そ…

読了

J.G.バラード『ハイ-ライズ』。屹立する高層マンションの中で肥大化し暴走する自我と、低層・中層・高層で分化するヒエラルキー、それらがマンションという単位の内部で自閉していく社会。リアルの高層マンションでは恐らく、ハイ-ライズとは真逆の極度に神…

で、これ買う。マスキングテープの本出版社/メーカー: 主婦の友社発売日: 2008/08/27メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 138回この商品を含むブログ (43件) を見る

読了。

『砂漠の惑星』では、例えばバラードが『クラッシュ』の冒頭で語るSFの文学性とかとても感じる。『ソラリス』ほどの洗練には至らずとも、面白い。心理学と精神医学の概略を描く『異常心理の発見』は原著がかなり古いのもあって多少の読みづらさもあったけれ…

持ち帰っては放置する仕事の端くれ以外には、久々に何もやることがない夜。フォトショは暫く遠ざけたいけど、今思い出したそういうわけにもいかなかったんだそういや。ま、えっと、そのうち。 昨日立ち読みしたスピリッツに掲載の浅野いにおの短編『東京』は…

ABC3D

予約受付中だって。これは欲しくなるな。 http://www.abc3dbook.com/

買った。ハイーライズ (ハヤカワ文庫 SF 377)作者: J.G.バラード,村上博基出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1980/02メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 17回この商品を含むブログ (23件) を見る超中古、カバー無し。マーケットプレイスと同価格帯だったし、…

大奥

よしながふみ『大奥』。借りてようやく読んだ。面白い。こんなに強引な設定だとは思わなかったけど、収まっている。次を早く読みたい。けどこれは大作になりそうで、完結するのはいつの話だろう一体。大奥 第3巻 (ジェッツコミックス)作者: よしながふみ出版…

最近読んだ本。自然科学系の後半2冊は正直微妙。現代アートビジネス (アスキー新書 61)作者: 小山登美夫出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2008/04/10メディア: 新書購入: 17人 クリック: 248回この商品を含むブログ (87件) を見るアート:…

恐らく今や、トトトッと駆け抜ける鼠だけがその世界の最大の生命にして支配者だろう祖母宅の納屋の、多分2階のどこかの段ボールに詰め込まれているだろう「かがくとも」シリーズの一冊が『どんぐりだんご』。このあいだとある人との会話に出てきたその本は…

amish cooking

amish cookingのとある洋書(古書)を買う。米ペンシルヴェニア州のアーミッシュ村(?)の料理本なのだけど、料理を全然しない僕にはその料理ガイドとしての機能は意味を為さず、単なるビジュアルブックとしての購入。そもそも洋書に明るくない僕がその何に惹…

随分と時間をかけて読み進めてきたJ.G.バラード『クラッシュ』をようやく読了。人間と車(機械)のシュルレアリスティックで弁証法的な結合の夢想が徐々に現実を凌駕するその物語は、あの時代(70年前後)特有の感覚か。と切り離すのは簡単なのだけど、60年…

今はなるべくエントリ立てて下を押し流さねば。夕方、随分迷った後ようやく腰を上げとにかく外へ出ようと外出。遠出せずとも気分を変えられるのはまあ本屋だろうと、古書ほうろうへ。萩尾望都、安野光雅と、『ESQUIRE COVERS 1933-2006』(「アメリカ版『エ…

今日買った本

ブックカバーを付けてもらったものの、邪魔ですぐ剥がした。クラッシュ (創元SF文庫)作者: J.G.バラード,柳下毅一郎出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2008/03/24メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 36回この商品を含むブログ (75件) を見る↑バラードのテ…

仕事納めだったのだが、だからなんだって感じに仕事を持ち越すことになった。まあそれはとっくに分かっていたことだからここ3日間飲み続けていたのだがどうにも楽しめず、これを聴いてああ良いなあと思うような心像が見え隠れする。CD欲しいな。 そんなこと…

そんなよく分からないなかで買った2冊。『黄色い本』、本屋で探すことはなかったけどずっと欲しかったからようやくでとても嬉しい。トニ・モリスンも、『青い眼がほしい』の印象から逃れられずにどうしようもなく買ってしまって、それはやはり読みたいってこ…

最近読んだ。あと何冊かは、思い出そうとしても出てこない。 オノナツメ『リストランテ・パラディーゾ』 / asin:477832014X オノナツメ『さらい屋五葉』1〜3 / asin:4091883265 ウィリアム・メルヴィン・ケリー『あいつら』/ asin:B000J8SXRK アゴタ・ク…

今朝は長編のが良いなんて言っていたけど。

昨日のイベントは色々不満が残って、それは単にそれらを跳ねのけるだけの社会性がまだ僕にはないっていうことなんだけどもその事実含め色々浮かぶネガティブ要素の支配下、今日は家で悶々としていた。かといって、ベッドの端に座り壁に向かい無言で上向き加…

土曜日。自動証明写真機で椅子クルクルグルグルと回して下げて写真撮ったりしてその後フラフラ。池袋でちょっと欲しいレコードに遭遇するもなんとなく買わず。junkudoでちょっと欲しい本がいっぱいあるので買わず。結局古書ほうろうまで電車+徒歩で向かい、…

昨日“読み進まない”と書いた『わたしを離さないで』を就寝前いつものようにだらだらと読んでいて、気付いたら読み終えていた。抵抗下の加速度が生む速度がいつのまにやら安定して滑るような慣性に乗り、流される。まあどんな本も程度の差はあれそうだけどね…

今宵は灰緑の空。コンビニで買った不味いパンを頬張りながらpsdをepsに。圧縮して送信、発注。 最近は帰りの電車で小林秀雄を読み、部屋でカズオイシグロを読んでる。けどなんだか一向に読み進まない。特にカズオイシグロ。あるフレームを埋めていくその作業…

日曜②

そして池袋で本やCDを買う。『Anticon Label Sampler』はusedで1000円だったけど、amazon見たら普通にそれくらいなんだね。知らなかった。あとついHousemartinsのベストも。「Bow Down」を携帯したい欲求にいい加減耐えかねた。 本は全部図書カードで。なの…

カズオイシグロ『わたしを離さないで』を借りた、上司から。べつにあげても良いよとも言われたけど、借りますね、と。こないだ飲んだときに僕が凄くイーガンを推して、でそれも買ったらしいんだけど合わせて『わたしを離さないで』もたまたま買っていたらし…

何か観たり読んだりしてもそれにちゃんと向き合う時間/余裕がない*1から全く消化出来てなくて、だからここんとこ、ここに何も残せないでいる。とはいえそうして手をつけずにいたらそれらの経験はどこか奥底に埋没して、そもそもの“観たり読んだりした事実”す…

また、思い立って古書ほうろう&ブクオフへ。大江とか安吾とかフィッツジェラルドとか、あと吉田修一とかロバート・J・C・ヤングとか。ついでに『私の死亡記事』という本を買う。本人が自らの死亡記事を3人称で記述するというもの。114人の著名人(?)がそれぞ…

同じ道程を辿り帰るつもりがつい古書ほうろうへ。 フィリップ・K・ディック『マイノリティ・リポート』 ジェイ・マキナニー『ブライト・ライツ、ビッグ・シティ』 萩尾望都『11月のギムナジウム』 を購入。最近ほうろうとかブクオフ行くとSFか萩尾望都ばっか…

写真の誘惑

多木浩二『写真の誘惑』が全然読み進められない。メープルソープのある一枚の自写から話が織り進められていくのだけど、どうにもイメージが働かない。そういえばロラン・バルト『明るい部屋』もその半ばでずっと放置してる。どちらも読み始めた印象はとても…

4日、佐藤卓『日常のデザイン』展@水戸芸術館。時間なかったからさくさく観る。チョコ☆いも(チョコ干しいも)を土産に買ってみるも、あまり美味くない。干しいもがもう少し柔らかければ。 5日、古書ほうろう&ブクオフにて 『未来人カオス』手塚治虫 ASIN:…

"TOKYO AND MY DAUGHTER"/Takashi Homma

欲しい。ホンマタカシと娘の眺める(?)梅林の家とか*1たまらない。けど洋書(Nievesより)だからヴォリューム対価格のバランス悪。と思ったらここだと随分安く手に入る。でユトレヒト、予約制の実店舗じゃ凄く行きづらいから、もう一回ノーマルに開店して…